いいだ人形劇フェスタ
国内最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2009」が、8月上旬に開催されました。
海外4か国を含む325劇団が参加、飯田市内を中心に134会場で403公演が行われました。
1979年(昭和54年)「人形劇カーニバル飯田」として始まってから今年で31回目、現在の
名称にしてから11年目となります。そのオープニングセレモニーの様子を紹介します
飯田市の中心「りんご並木」の延長上に「人形劇のまちいいだ」のシンボルとして、昭和63年に設置された、
人形時計塔「ハミングパル」。定時になると屋根の上の時の番人のファンファーレが響き、4体の人形踊り
「マリオトピア」が始まります。(10時、12時、15時、18時、19時)
この時計塔の近くにある中央公園で開かれたオープンセレモニー。
いいだ人形劇フェスタの幕開けとして演じられた市内の黒田人形浄瑠璃「三番叟」
黒田人形浄瑠璃は、約300年の歴史を持つ伝統芸能で、約160年まえに建築された
「専用舞台」(国指定重要有形民俗文化財)があります。
黒田人形は、「文楽のような3人遣いの人形と浄瑠璃」で、淡路等でもやらなくなった
三番叟の技・芸をはじめ独特なものが伝承されています。(国選択重要無形民俗文化財)
三番叟は、短い踊りですが、3人遣いの人形がいろいろな表情を見せてくれます。
黒田人形は、「三位一体の技」、”大夫・三味線・人形使いの心がひとつになったとき
人形は人間を超える”といわれます。
大夫と三味線
人形劇が始まりました。
会場の近くで
いいだのシンボル、りんご並木。